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対面指導vsオンライン指導!成績アップに近い選択肢はどっち?選ぶ際の判断基準7選

対面指導vsオンライン指導!成績アップに近い選択肢はどっち?選ぶ際の判断基準7選

2021年4月から、全国の中学校で新学習指導要領での指導が開始しました。
戦後最大と形容されるほど大幅な難化が進み、これまで以上に学校での授業や自学だけでの対策が難しくなりました。
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現在、小中学校に通っているお子さんや、その保護者の方々の中には、カリキュラムの変更による成績の悪化に対応すべく、塾や家庭教師などを活用した対策を検討している方も多いのではないでしょうか。

また、コロナ感染の拡大の影響もあり、近年オンラインでの受講が一般化しつつあります。

オンラインでの受講は成果が出づらいのではないかと心配される方もいると思いますが、2021年に発表された林美都子氏と太田鈴香氏の研究によると、対面指導とオンライン指導で成績に大きな差は出ないことがわかりました。

参考:『いまだ,ペンはキーボードよりも強し -ノートテイキングの学習効果

これから塾を選ぶ場合は、まず通塾による対面指導を希望するか、オンラインでの指導を希望するかを選択する必要があります。

選択する際は生徒の性質や生徒の置かれている環境を加味することで最適な選択肢がどちらかを把握することが可能です。
当記事では、対面指導とオンライン指導のそれぞれのメリットと、生徒の特性に応じてどちらを選択すれば良いのかについて紹介します。

対面指導のメリット

対面指導

対面指導のメリットは以下の2点です。

  • 授業以外のサポートが手厚い
  • 勉強以外にやることがないため集中しやすい

授業以外のサポートが手厚い

学校で、月曜日から金曜日までの5日間、6時間の授業を受けた場合、1週間の授業時間は30時間です。これに対し、小中学生が塾に通う頻度は一般的に1~2回、1回の授業時間は80分程度と言われていることから、1週間の塾での授業時間は2時間半程度です。

学校での授業30時間分を2時間半で全て復習することは難しいため、習った内容を完璧にするためには自習を欠かすことはできません。

通塾し、対面で指導を受ける場合、自習室を活用し授業のついでに自習をすることが可能です。
チューターが常駐している塾も多く、気軽に質問できることから、内容を理解できず悩む心配もありません。

勉強以外にやることがないため集中しやすい

塾には勉強に関わるものしかありませんし、勉強関連のもの以外を持ち込むこともありません。

これに対し、家はどうでしょうか。
家庭用ゲーム機やテレビ、スマホなど嗜好品がたくさんあり、勉強中でも気を抜くと、目に入ってしまい気が散ってしまう生徒も多いのではないでしょうか。

せっかく、重い腰を上げて勉強をスタートしたにもかかわらず、すぐに集中力が切れてしまっては効率よく学習することはできません。

塾は周りに嗜好品がないのはもちろん、常に講師やチューター、塾生に監視されながら学習できるため、勉強以外のことをやりづらいと言ったメリットがあります。

オンライン指導のメリット

オンライン指導のメリットは以下の2点です。

  • 通塾にかかる時間を節約できる
  • 全国から選りすぐりの講師を選択できる

通塾にかかる時間を節約できる

オンライン指導は通塾する必要がないため、移動時間を節約することが可能です。

共働き世帯増えている昨今、送り迎えが難しい家庭も多く、また、家の近くに塾がない生徒も少なくありません。

オンライン指導はこのような外的要因を加味する必要がありません。
日本に住んでいる全員に対し平等に学習する機会を提供します。

全国から選りすぐりの先生を選択できる

オンライン指導の場合、担当講師を日本中から選択することが可能です。

個別指導塾の場合、地方と中心地で講師の質に大きな隔たりがあります。
基本的に偏差値の高い大学は都道府県の中心地にあることが多く、優秀な先生は中心地に集まる傾向があります。

実績のある講師を選択したい場合や、目標としている中学や高校に精通している講師を選択したい場合、オンライン指導は非常に有用です。

例えば、オンライン指導を実施しているメガスタでは、35,000人の中から好みの先生を選択できるそうです。

引用:『オンラインプロ教師のメガスタ

対面指導の塾で、講師を選ぶ場合、5~15人程度の中から選択することが一般的です。オンライン指導を選択することで、対面指導と比較し何千倍も広い選択肢の中から講師を選択することが可能です。

対面かオンラインか!判断する際のチェックリスト

対面かオンラインかを選択する際は以下のチェックリストを参考にしてください。

7つの質問に対し、「はい」と回答した割合が多かった場合、直接塾に通う対面指導、「いいえ」の割合が多かった場合は、オンライン指導をおすすめします。

  • 学校で先生に質問することが苦手だ
  • 学習計画を立てることが苦手だ
  • 家で机に向かって学習することは苦痛である
  • 気がついたらスマホやゲームに熱中していることがよくある
  • 家の近くに塾がある
  • 県内の中学校や高校への進学を希望している
  • 公立中学、公立高校への進学を希望している

学校で授業内容について質問できない生徒や自ら計画を立てて学習できない生徒は塾へ行くことをおすすめします。
塾講師は学校の先生と比較し、生徒との距離感が近くなりやすい傾向にあります。
特に個別指導塾の場合、授業を講師1人に対し、生徒1~3人で指導することが多いため、コミュニケーション量が多くなり、親しくなる場合が多いです。

学校に親しい先生がおらず、話しかけづらい場合は、塾の授業でわからない問題だけでなく、学校の授業や宿題でわからない問題もまとめて塾講師に質問することで効率よく学習を進めることが可能です。

また、塾では講師に対し何を学習すればよいか質問することも可能です。

これまで勉強に向き合う時間が短かった生徒の場合、自分の実力について適切に把握できていない場合が多く、誤って過大評価している場合や、必要以上に過小評価している生徒もたくさんいます。

これまでの定期試験や模試などの成績を踏まえ、今後の学習方針についてじっくり話し合って決めたい生徒は、自習時間も見守ることが可能であることから、オンライン指導と比較し、生徒と接する時間の長い塾を選択し、生徒の特性や成績を正確に把握している講師からアドバイスをもらうことは学力向上に非常に効果的です。

また、勉強が嫌いな生徒や、嫌いではないが気づいたら集中力が切れてしまう生徒も、塾で授業だけでなく学校の課題をはじめとした自習も完結してしまうことで、ストレスを感じずに学習を進めることが可能です。

これに対し、家の周りに塾がない生徒や、遠くの中学や高校への進学を希望している生徒、受験対策に特殊なノウハウが必要な私立中学、私立高校への進学を希望している場合、ニーズを完璧に満たす塾が少ないことからオンライン指導を選択することをおすすめします。

受験戦争において1日の遅れは結果に大きく影響します。
第一に、塾探し時間を要してしまい、学習のスタートが遅れることを避ける必要があることから、より広い選択肢の中から講師を探すことが可能なオンライン指導は非常に効果的な施策です。

まとめ

対面指導かオンライン指導かを正確に選択するためにはそれぞれのメリットについて正確に把握する必要があります。

対面指導には、授業時間以外のサポートが手厚いなどのメリットがあり、オンライン指導には、通塾する時間がかからず、時間を大幅に節約可能などのメリットがあります。

どちらを選択すればよいかは人それぞれ異なるため、求めるニーズを把握し選択するようにしましょう。

また、選択する際に決め手にかける場合は、7項目のチェックリストを活用することをおすすめします。

受験にフライングはない

学校や塾でしばしば登場するフレーズです、

早く動けば動いた分だけ有利になる受験指導で望ましい結果を獲得するためにも、ひとまずどちらを選択するかを決定し、もし合わない場合は変更するなどの対応をすることで、時間的な問題で受験に失敗するリスクを低減することが可能です。

1日でも早い対応で、この記事を読んだ全員が受験結果に満足できることを願っています。