BLOG ブログ

日本史B・世界史Bを武器に!共通テスト9割を1ヶ月で達成する方法

日本史B・世界史Bを武器に!共通テスト9割を1ヶ月で達成する方法

日本史や世界史で思うように点が伸びず困っている方いませんか。


共通テストにおいて日本史や世界史は安定して得点できる科目の1つです。日本史や世界史で安定して100点に近い点数を獲得することは、余裕を持って他の科目に向き合うことを可能にし、共通テストに対するプレッシャーを和らげることにつながります。

歴史らしさ

皆さんは、共通テストの日本史や世界史は1ヶ月程度の短期間で9割以上得点できるようになる可能性があることをご存知でしょうか。

マーク試験に限った話ですが、日本史や世界史は短期間で実力アップを狙うことが可能な科目です。
勉強方法を確立し、正しく対策をとることで時間をかけずに、周りの生徒を出し抜くことが可能です。

現在、日本史や世界史で思うように得点できていない方は当記事を読んで、勉強方法を見直し、1ヶ月後見違えるように得点できる自分を目指しましょう。

日本史・世界史を学習する際のスケジュールとは

暗記科目を学習する際は、「広く浅くテンポ良く」を徹底しましょう。
これは、日本史・世界史に限らず、英単語や古単語を暗記する場合も同じです。

日本史や世界史を勉強する場合、1日にどのくらいの教科書何ページ程度学習を進めるでしょうか。

今の問いに対し、20ページ未満と回答した方は、勉強方法を改善する必要がある可能性があります。

1回の学習で全て暗記しようと試みるなど完璧主義の学習は広い範囲を学習する場合進行を遅らせることにつながります。

暗記科目を学習する際に耳にすることが多い忘却曲線をご存知でしょうか。
忘却曲線は、時間の経過に応じて人間がどの程度物事を忘れるかを示す曲線のことです。忘却曲線によると、一般的な人間であれば1時間後には半分以上忘れてしまい、1ヶ月後には8割程度忘れてしまいます。

それでは、忘れることを防ぐためには何をすべきなのでしょうか。

忘却を防ぐための最善策は復習です。下のグラフは復習を繰り返した場合の忘却曲線を示しています。

引用:『「エビングハウス忘却曲線」から分かる効率的な復習のタイミングとは?

復習を繰り返せば繰り返すほど忘却曲線の傾きは緩やかになり、復習した場合としていない場合とでは、定着率に大きな差が生じています。

人間は脳の構造上、忘れる前に再度インプットすることで、中長期記憶することが可能です。
一般的に復習4,5回程度で中期記憶、10回を超えたあたりから長期記憶に繋がると言われています。

それでは、学習する際に中長期記憶をするメリットとはどこにあるのでしょうか。

中長期記憶するメリット

中期記憶は頭から絞り出さずとも、自然と回答が頭に浮かぶような状態です。
中期記憶することで高得点が見込めることはもちろん、解答時間の短縮につながることから、見直しに使える時間が増加し、またわからない問題がある場合は、それについて考える時間を補填することにつながります。

長期記憶とは中期記憶の状況を長持ちさせられるようにすることです。
直前に迫っている定期試験や模試で点を取るだけであれば、中期記憶で問題ありませんが、共通テストで得点することを目標にした場合、共通テストまでの数ヶ月から数年の間記憶を維持する必要があります。

せっかく覚えたことを忘れてしまって得点できないような状況を避けるためにも、日本史や世界史を勉強する際は長期記憶できるような学習スケジュールを構築しましょう。

1ヶ月の具体的な流れ

最初の3週間を記憶期間、最後の1週間を共通テストの問題に慣れる期間として設定します。

それでは、3週間のうちに中長期記憶まで知識を定着させるためにはどのような進め方をすればよいのでしょうか。

先述した通り、中期記憶する際には同じ範囲を4〜5周する必要があります。
つまり、4日で日本史や世界史のテキストを一周できるような勉強をした場合、4×5で20日、つまり、3週間以内に全ての範囲を中期記憶することが可能です。

使用するテキストや学習の進め方

3週間の記憶期間で使用するテキストは学校で使用している教科書もしくは、講義形式の参考書を使用しましょう。

教科書のイメージ

引用:『山川出版社の日本史探究

コスト面を考慮した場合、山川出版社が出版している「諸説日本史」「諸説世界史」を使用することがベストですが、教科書の日本語は普段使用している言葉と若干の差異があり親しみやすさを感じづらい方も多いのではないでしょうか。

教科書に文章が苦手な方は講義形式の参考書を使用することを推奨します。

日本史を学習する際におすすめの講義形式の参考書

日本史を学習する際におすすめの講義型参考書は以下の2冊です。

  • 金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本
  • 石川晶康 日本史B講義の実況中継

金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本

金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本』は初学者でもわかりやすいように丁寧に解説されているのが特徴で、まるで授業黒板のように整理されていることから親しみを感じやすい1冊です。

石川晶康 日本史B講義の実況中継

また、『石川晶康 日本史B講義の実況中継』は『金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本』と比較し、少し難易度は高いため、日本史が嫌いな生徒には難しい参考書ですが、会話口調で文章が構成されており、親しみやすいテキストです。共通テストだけでなく、二次試験や私立入試も加味し学習を進めたいと考えている生徒はこのテキストを推奨します。

世界史を学習する際におすすめの講義形式の参考書

世界史を学習する際におすすめの講義型参考書は以下の2冊です。

  • 青木裕司 世界史B講義の実況中継
  • 《新版これならわかる!》ナビゲーター世界史B

青木裕司 世界史B講義の実況中継

日本史同様、世界史を学習する場合も実況中継はおすすめです。『青木裕司 世界史B講義の実況中継』は情報量が多い分、初学者には難しいテキストですが、会話口調で文章が構成されており、親しみやすい参考書の1つです。

《新版これならわかる!》ナビゲーター世界史B

《新版これならわかる!》ナビゲーター世界史B 』は実況と比較し難易度が易し目に設定されていることから初学者でも安心して使用可能な参考書です。図説が豊富であることから視覚的に理解しやすい点も魅力の1つです。

教科書や参考書の使用方法

最初に4日で全範囲を1周するために、日本史や世界史の単元を4分割する必要があります。

得意不得意があるため、苦手な範囲は他の範囲と比べ長めに時間を確保できるように4分割しましょう。

どこが苦手かわからない方や分割することが難しい方は下のように分割してみてはいかがでしょうか。

日本史
  1. 〜平安時代
  2. 鎌倉時代〜室町時代
  3. 江戸時代〜明治維新
  4. 日清戦争〜現代
世界史
  1. 〜5世紀
  2. 5世紀〜16世紀
  3. 16世紀〜19世紀末
  4. 19世紀末〜現代

これだけの範囲を1日でやり切る場合、ノートまとめや、1問1答などをやる時間的余裕はありません。

とにかく読み進めることを徹底しましょう。
全てを暗記しようと試みた場合、1ページに要する時間が伸びてしまい、1日のノルマを果たすことが難しくなります。

完璧に覚える必要はないため、小説感覚で読み飛ばすように心がけましょう。

読み飛ばすだけで大丈夫な理由

日本史や世界史を学習する際に読み飛ばし学習を推奨する最大の理由は共通テストがマーク方式であることです。

マーク方式の場合、1問1答のような知識よりも、歴史的な人物名を言われたときに何をした人かを答えられるような知識の方が重要です。

もちろん1問1答を繰り返すことで共通テストの得点アップを狙うことも可能ですが、効率面を加味した場合、読み飛ばし学習は非常に有用です。

最後の1週間の過ごし方

最後の1週間はとにかく共通テストの問題に慣れることを目標に共通テストだけでなくセンター試験の過去問を毎日欠かすことなく解き進めましょう。

3週間、本当に欠かさずにやり通すことができた方は、4週間目に3週間前ではありえないほど得点することができるでしょう。

過去問を解答し間違えた問題は、使用していた教科書や参考書で確認するようにしましょう。前の3週間のようにガリガリ広い範囲を学習する必要はないため間違えた問題の周りをノートにまとめるなどし、3週間の暗記期間で暗記できなかった内容を頭にインプットしましょう。

まとめ

日本史や世界史は、1ヶ月間限定でまとまった学習期間を設けることで簡単に得点アップすることが可能です。

しかしながら、人間は学習をやめると忘れてしまう生き物です。
1ヶ月間集中して学習した後は、忘れないように、1ヶ月で1周できる程度のペースで学習し続けましょう。