習慣化が成績にもたらすメリットとは?勉強以外でも使える習慣化のコツ!
習慣化することで人間はストレスを感じることなく、様々なアクションを起こすことができるようになります。
習慣化とは、意識せずとも、毎日繰り返し同じ行動ができるようになることを意味し、例えば、毎朝歯を磨くことや、毎晩風呂に入ることを習慣と言います。
記事を読み進める前に1度、昨日1日の行動について振り返ってみてください。
自身の1日について振り返ると、予想以上に習慣化されていることが多く、驚く方も多いのではないでしょうか。
生活の多くは習慣により構成されており、言い換えれば、習慣以外のことを無理にこなそうとした場合、精神的な負担が大きくなります。
それでは、習慣化はどのようにして形成されるのでしょうか。
習慣化を達成するためには、一定期間同じ行動を継続することが必要です。
当記事では、習慣化のメリットと、一定期間同じ行動を継続する際のコツについて紹介します。
習慣化するまでに要する期間
同じ行動の継続が習慣になるにはどの程度の期間を要するのでしょうか。
ロンドン大学のPhillippa Lally博士らの研究によると、習慣化にかかる期間は個人差があるものの、平均すると66日程度であることがわかりました。
Philliappa Lally博士らの研究チームは、21歳〜45歳の学生96人を対象に、習慣が身につく過程を観察しました。
学生がチャレンジした習慣は「食べる」「飲む」など簡単な行動から、「瞑想」「運動」など難しい行動まで幅広く、簡単な行動ほど早く身につけられることがわかりました。中には身につくまでに254日を要する行動もあり、習慣化することは比較的ハードルの高い施策であることがわかります。
参考:『How are habits formed: Modelling habit formation in the real world』
習慣化のメリット
それでは何故時間をかける必要があり、ハードルの高い施策である習慣化に取り組む必要があるのでしょうか。
習慣化に取り組む理由は以下のようなメリットがあるためです。
- やるべきタスクを楽にこなせるようになる
- 自身がつく
やるべきタスクを楽にこなせるようになる
習慣化することでまるで機械のように自動で行動できるようになります。
やる前に何をするか頭で考える工程がなくなり、ストレスを感じることがなくなるため、全てのタスクを楽にこなせるようになります。
学生が勉強することを辛いと感じる理由は習慣化できていないからです。少しでも楽に勉強するためにも、習慣化に取り組んでみてはいかがでしょうか。
自信がつく
習慣化は非常に有効な施策ですが、習慣化するまでに時間を要すことからハードルの高い施策です。
もし、過酷な習慣化までの期間を乗り越え、無事学習習慣を身に付けたとしたら、生徒自身が大変なことをやり通した経験を得ることができ、勉強する上での自己肯定感を獲得することにつながります。
自己肯定感と学力には相関があります。
引用:『自分に自信を持つことが 学力向上への近道! – 仙台市』
上の表は仙台市が平成27年4月13日から17日までの5日間で小学5年生から中学3年生を対象に実施したアンケートの結果です。
自己肯定感が上がるほど成績が上昇していることがわかります。
習慣化するまでやり抜くことで自己肯定感を高め、前向きに学習に取り組むことで成績アップを実現させることが可能です。
習慣化のコツ
- 最初から難しいタスクの習慣化に挑戦しない
- タスクを実行する時間を決定する
- モチベーションを意識しない
以上の3点が習慣化する際のコツです。
最初から難しいタスクの習慣化に挑戦しない
Phillippa Lally博士らの研究にもある通り、難しいタスクほど習慣化に時間がかかり、簡単なタスクほど短期間で習慣を身につけることが可能です。
習慣化後は少ない負荷でタスクを実行することが可能ですが、習慣になる前段階では、ストレスがかかります。大きなストレスは習慣化に対する障害になることから、ストレスになりすぎない小さな習慣づけからスモールスタートし、少しずつ難しい習慣にも挑戦していきましょう。
タスクを実行する時間を決定する
習慣化する際は少しでも頭を使わない状況にすることが非常に重要です。
習慣化を目指す際は何をするかに目を奪われがちですが、いつやるかをあらかじめ決めておくことでさらに頭を使わずにタスクを実行することが可能です。
習慣化するまでの一定期間、余程の用事がない場合は、定めた時間でタスクを実行するものとし、毎日同じタスクを同じ時間に繰り返すことで、習慣化のハードルを下げることが可能です。
モチベーションを意識しない
モチベーションに頼った学習をしていませんか。
塾を経営していても、「モチベーションが上がらず学習できなかった」「モチベーションが高かったからたくさん勉強できた」のように、しばしば生徒からモチベーションの話を聞きます。
果たしてモチベーションに頼った学習は正しいのでしょうか。
「習慣化する」という観点で見た場合、モチベーションにたやった学習は望ましくありません。
習慣化の場合、同じ量のタスクを毎日繰り返すことが非常に重要です。全くやらないことはもちろん良くないですが、たくさんやりすぎることも習慣化には良くありません。
何故なら、翌日の再現性が低いからです。
モチベーションをはじめ、メンタル面をあまり気にしすぎずに、あたかも機械のように同じことを無骨に繰り返すことで習慣は獲得可能です。
まとめ
習慣化のメリットやコツについて解説しました。
習慣化は時間のかかる施策ですが、ストレスを感じずに作業できるようになる点や、自己肯定感が高まることから、非常に有用な施策です。
また、習慣化する際は、最初から難しいタスクの習慣化に挑まないこと、同じ時間にタスクを実施すること、モチベーションに依存した学習をしないことを意識することで比較的簡単に習慣を獲得することができます。
また、当記事を読んで、習慣化することが難しいと感じた方は、塾など学習管理を実施している環境を利用してみてはいかがでしょうか。
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