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【2023年度入試】愛知県公立高校入試が変わる?5つの変更点を理解し適切な対策を!

【2023年度入試】愛知県公立高校入試が変わる?5つの変更点を理解し適切な対策を!

愛知県の高校入試は現在中学3年生を対象に実施される2023年度入試より試験内容が大幅に変更されます。

大きな変更点は以下の5点です。

  • 一般入試の試験方式がマークシート方式に
  • 学力試験の回数が2回から1回に
  • 推薦選抜試験が2月上旬に前倒し
  • 学校ごとに面接の有無を決定することが可能に
  • 特色選抜の追加

試験回数が減少したことにより、受験生の負担軽減につながりますが、1回の試験の点数がA日程、B日程それぞれの採点で使用されることから、今まで以上にミスの許されない試験となりました。

また、試験方式もマーク方式に変更されることから、受験勉強の方法を変更し最適化する必要があります。

当日重大なミスを犯し、望ましい進路に進めなくなってしまうことを防ぐために、受験勉強を本格的にスタートする前までに新しくなった入試について詳しく理解しておく必要があります。

当記事では、新しくなった受験方式についてどこが変化したのか、また変更点に対しどのように対処すべきかを紹介します。

一般入試の試験方式がマーク方式に

マークシート

2023年度入試からマークシートによる試験が導入されます。

愛知県教育委員会によると、解答用紙は以下のようなシートが採用されるそうです。

引用:『解答用紙の例(マークシート)

解答方法が変わった場合でも、使用している教科書に変更はないことから、出題される問題傾向で大幅な変更があることは考えづらく、昨年までの受験生と同じような対策で対応可能であると考えられます。

しかしながら、普段定期試験や小テストはマークシートを使用しないことから、マークシート対策を実施する必要はあります。

マークシートでは主に以下の2点に注意する必要があります。

  1. マークする時間がかかることを加味する
  2. あらかじめマークするタイミングを決定しておく

一般的にマークシートは1つ記入するために3秒かかると言われています。

上の数学のマークシートでは、30ヶ所マークするポイントがあることから、全てマークするためには1分半の時間を要します。

問題用紙に解答をメモし、後でまとめてマークすれば確かに時間を節約することは可能ですが、解答終了がギリギリになってしまい最後までマークできなくては元も子もありません。

一定時間がかかることを理解し、どのタイミングでマークするのかルール極めをしておきましょう。
一般的に以下のタイミングでマークすることが多いと言われています。

  • 1問ごと
  • 大問ごと
  • 全てまとめて

2023年度以降の愛知県高校入試同様にマークシートを形式を採用していたセンター試験についてのアンケートでは以下のようなタイミングでマークすることが多いことがわかりました。

引用:『【試験開始編】センター試験“困った”対策「マークする時はココに注意!」

一発勝負の愛知県公立高校入試。少しでも失敗するリスクを低減するために1問ずつマークしてみてはいかがでしょうか。

学力試験の回数が2回から1回に

学力試験の回数が2回から1回になったことによって、前回以上にコンディショニングが重要になります。
受験前は焦りと緊張から生活リズムを崩しがちです。これまでの試験であれば、どちらかでコンディショニングに成功すれば大丈夫な場合が多かったですが、2023年度からは一発勝負であることから健康管理にこれまで以上に注意する必要があります。

また、1教科でも大きなミスをした瞬間にA日程、B日程両校の進学に大きな影響を与えることから、ケアレスミスが許されない入試になります。

この記事を読んでいる方の中に、日頃のテストでケアレスミスが多く、無駄な失点をしている方はいらっしゃいませんか。
ケアレスミスをなくすためには、日頃から防ぐための策を講じる必要があります。

ケアレスミス対策には具体的に以下のようなものがあります。

  • 自分はミスの多い人間であると思い込ませる
  • ケアレスミスのパターンを炙り出す
  • 見直す時間を設けるために問題を早く解けるように訓練する

ケアレスミス対策3選

自分はミスの多い人間であると思い込ませる

ケアレスミス常習犯の多くは、ミスが多いことに気づいてはいるものの、テスト時には忘れてしまい、ケアレスミスを連発してしまいます。まずは、問題演習や学校のテストに取り組む際にミスが多いことを自覚しながら解くことを徹底し、常に自分を疑いながら解く癖づけをしましょう。

ケアレスミスのパターンを炙り出す

生徒それぞれがケアレスミスしやすいパターンを持っています。
例えば、分数で約分し忘れがちである生徒や、有理化し損ねがちの生徒などがいます。

ミスした際に、なんでミスしたかをメモし、定期的に振り返ることでミスを連発する場面はどこか気づくことができます。

見直す時間を設けるために問題を早く解けるように訓練する

上記の対策を講じた場合でもケアレスミスが治らない場合は、とにかく早く解くことを徹底し、他の人より多く見直しする時間を設ける訓練をしましょう。
試験中に何周も繰り返し解くことでケアレスミス低減につながります。

推薦選抜試験が2月上旬に前倒し

推薦入試の実施が1ヶ月程度前倒しになり、これまで一般入試と同時に合格かどうかを確認していた推薦入試の合格結果を一般入試の願書提出前までに確認できるようになりました。

また、推薦入試の前倒しに伴い、一般、推薦にかかわらず、公立高校入試では2学期の内申点が採用されます。
具体的には、11月ごろ実施される9教科の試験で内申点が決定されます。

すでに1学期期末試験は終わってしまいましたが、少しでもいい高校に行くために、2学期中間試験、2学期期末試験では、これまで以上に全力で取り組むことを推奨します。


2023年度の推薦入試の日程は以下の通りです。


入学願書提出期日:2023年2月1日(水)、2月2日(木)

面接実施期日:2023年2月6日(月)

特別検査(実施する学科のみ):

デザイン科、スポーツ科、美術科、国際英語科、国際教養科:2023年2月6日(月)

音楽科:2023年2月6日(月)、2月7日(火)

合格者発表期日:2023年2月8日(水)


推薦入試で合格した場合、一般入試を受験する必要がなくなることから、これまで以上に推薦入試の価値が高まったと言えるのではないでしょうか。

学校ごとに面接の有無を決定することが可能に

2023年度入試から学校ごとに面接の有無を決定できるようになりました。

自身の受験する高校に面接があるかどうかを以下のリンクを参考にしてください。
令和5年度愛知県公立高等学校入学者選抜(全日制課程) 一般選抜における各高等学校の面接実施の有無及び校内順位 の決定方式について

西尾市内の公立高校の面接実施状況は以下の通りです。

面接あり面接なし
鶴城丘高校
一色高校
西尾高校
西尾東高校
吉良高校

これまで愛知県内で高校入試を受験する場合、全員が面接対策する必要がありましたが、今年からは多くの高校で面接の不実施が発表されており、これまで以上に勉強に時間を割くことができるようになりました。

特色選抜の追加

愛知県教育委員会は特色選抜について以下のように述べています。

特色選抜は、専門学科や総合学科、コースを設置するなど特色ある教育課程 を有する普通科、及び地域に根差した教育活動を行っている高等学校のうち、一部 の高等学校・学科において実施します。
入学検査は面接を必須とし、そのほかに、作文、基礎学力検査、プレゼンテーシ ョン、特別検査(実技試験)のうちの一つを実施します。

TSUKUBA JOURNAL 運動は深い睡眠の質を向上させる
令和5年度愛知県公立高等学校入学者選抜(全日制課程) において「特色選抜」を実施する高等学校・学科及び入学検 査の内容について』から引用

条件があることから全ての高校で実施されるわけではありませんが、得意分野を活かして入試に挑めることから、自信とマッチする受験方式がある場合は非常に有用です。

西尾市内では、吉良高校と一色高校の2校での実施が決定しています。

特色選抜について詳しくは以下の記事を参考にしてください。

西尾市で高校受験する方必見!志望校を決める際のポイント!特色選抜についても解説!

まとめ

2023年度から愛知県の公立高校入試は大幅に変更されます。

今年受験生の方々は、何が変更されるのかをきちんと把握し、対策を練るようにしましょう。

また、変更があるからといって必要以上に焦る必要はありません。昨年から教科書の大幅な変更はないことから、基本的にテストの難易度の大幅な変更はないと考える方が無難です。

気を衒って新しいことをするのではなく、先人たちが積み上げた学習法に習って地に足をつけた学習を心がけましょう。

また、記事を読んで自身で対策することが難しいと感じた方は塾や家庭教師などのサービスを利用してみてはいかがでしょうか。

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