【共通テスト英語】大問2はどう解く?段落冒頭でトピックを把握せよ!
共通テスト英語リーディングの大問2では、チラシや記事などから、情報を収集し、解答する問題が出題されます。
大問1と同様に単語やイディオムの難易度は低めに設定されており、ある程度英語学習を進めている受験生であれば、比較的簡単に得点できる問題のうちの1つです。
大問1について解法は以下の記事で紹介しています。ぜひ参考にしてください。
『【共通テスト英語】大問1の解き方を紹介!失点せず8分で解き切る!』
共通テスト英語リーディングの配点は下の表の通りです。
大問 | 問題数 | 配点 | 内容 | 問題形式 |
---|---|---|---|---|
1 | 5 | 10 | 書籍内の切り抜き Webページの読解 | 英質英答 |
2 | 10 | 20 | 施設案内 記事の読解 | 英質英答 |
3 | 5 | 15 | 記事や雑誌の読解 | 英質英答 |
4 | 6 | 16 | 複数記事の読解 | 英質英答 空欄補充 |
5 | 5 | 15 | 長文読解 | 空欄補充(要約) |
6 | 8 | 24 | 長文読解 | 空欄補充(要約) 英質英答 |
大問2は配点が20点と全体の2割を占めており、大問の中でも問6に次いで2番目に高いです。問題数が多いことから、1問に執着しすぎず、テンポ良い解答を心がけることが鉄則です。
難易度が低めに設定されているにも関わらず、配点が高い大問2を武器にすることは英語リーディングで高得点を実現する上で重要です。
大問2で高得点を実現するためには以下の2点を意識することが重要です。
- 段落冒頭でトピックを把握すること
- 問からどの段落を確認するか把握すること
当記事では、どのようにトピックを把握するのかなど大問2の具体的な解法についてします。
大問2は何分で解けばいいのか
問題数が10問と多めの大問2ですが、基本的には14分以内に解くことが推奨されています。
1問あたりに使用可能な時間が平均1分24秒と短いため、テンポよく解けるようにあらかじめ対策しておくことが重要です。
大問2はAとBの2種類の文章に分かれており、大きく難易度に差はないことから、Aに7分、Bに7分使用する感覚で解くことが共通テスト大問2攻略の鍵です。
Aを解く際のポイント
引用:『令和4年度本試験の問題|英語リーディング』
Aのように小見出しがある問題では、「Borrowing Books」などの小見出しからチラシのどこに何が書いてあるか把握することが重要です。
小見出し内にわからない単語がある場合や、小見出しを上手に訳せなかった場合は、文章の冒頭部分を素早く確認し、見出しに関するイメージを膨らませておくことで、スムーズに解答の根拠となる部分を発見できます。
例えば、Aの問1では以下のような問題が出題されました。
引用:『令和4年度本試験の問題|英語リーディング』
「you can do」の記載より、実際にできることに関する説明を探す問題であると判断でき、解答する際は下の赤枠の部分にフォーカスします。
また、問5では以下のような問題が出題されました。
「fact stated by previous student」という記載から、コメントについての記載がある下の画像の赤枠部にフォーカスして問題を解くことがわかります。
見るべきポイントを絞ることで時短解答を実現可能です。
Aを解く際の手順
- 小見出しや段落冒頭の確認
- 問の内容を確認
- 問に従い読むべき部分をチェック
- 選択肢と照会し解答
以上がAを解答する際の手順です。
初めから文章を読み進めるのではなく、どこに何が書いてあるかを把握した状態で、問を読み、該当箇所だけ重点的に確認することを徹底することで短時間で解き切ることが可能です。
Bを解く際のポイント
引用:『令和4年度本試験の問題|英語リーディング』
解き方については基本的にはAと同じです。
しかしながらAと異なり、Bには小見出しが用意されていません。そのため、自身で段落ごとに文章を分解し、それぞれが何について記載しているか把握する必要があります。
上の問題では、「Do you like animals?」からスタートする段落、「Pet owners mention the following advantages of living with pets:」からスタートする段落、「One disadvantage is that pets have to be cared for when owners go away.」からスタートする段落の3つに分解可能です。それぞれの段落に何が書かれているかトピックをあらかじめ把握したのちに、問を確認します。
それでは、どのようにトピックを把握するのでしょうか。
全ての文章が該当するわけではないため注意が必要ですが、段落の冒頭から3文目までにトピックが書かれることが一般的です。
最初の段落では、
Do you like animals? The UK is known as a nation of animal lovers; two in five UK homes have pets.
のような形で文章がスタートしており、この時点でペットを飼っている割合についての話であることがわかります。
しかしながら2文目の時点では、イギリスのペット事情について深掘りする段落か、他の国を登場させ比較していく中でペットを論じる段落か判断できません。
3文目には、
This is lower than the US, where more than half of homes have pets.
と記載があり、ここで初めてこの段落は各国のペット所有率について論じるための段落であると判断できます。
このように大抵の場合、冒頭から1~3文読むことで段落の内容を把握できます。
文章把握後の解き方についてはAと同様です。
大問2を解く際の注意点
大問2を解答する場合基本的に注釈を確認する必要はありません。
本文の文章が充実しているため、必要な情報は本文で事足りるからです。
反対にタイトルはしっかり確認する必要があります。母国語でない英語は少しの認識のズレが大きなズレになってしまい、本文を誤って理解してしまうリスクがあります。
タイトルから大まかな内容を把握した上で解答することで認識のズレを防ぐことが可能です。
まとめ
大問2は配点が高く、また問題数が多いことから、解き方を理解しテクニックを用いてスピーディに解くことが非常に重要です。
解く際の手順やグラフの扱い方など解き方をインプットし、少しでも早くミスなく解くことを徹底しましょう。
また、自身で共通テスト英語を対策することが難しいと感じている方は塾に頼ることも手段の1つです。
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