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愛知大学入学試験の英語対策方法!受験方式別で紹介!

愛知大学入学試験の英語対策方法!受験方式別で紹介!

愛知大学は全国でも受験者数の多い大学です。
2022年度の受験者数は20,014人、これは、全国の私立大学の中で、36番目に多い数字です。
引用:『最新!22年私立大学一般選抜志願者数ランキング

愛知県に住んでいる方をはじめ、中部地方に住んでいる方の中には受験を考えている方も多いのではないでしょうか。

愛知大学入試では、どの受験方式で受験する場合も英語が必須です。
愛大英語は、他大学と比較し、問題数は多いものの、1問1問の難易度は比較的易しい試験です。
設問が多い分、対策に時間を費やす必要はあるものの、必要となる知識量は少ないことから、対策によって点数を上げやすい大学の1つです。愛大英語について理解を深め、正しい対策方法を把握することで、当日までには大幅な成績アップを実現可能です。

現在、愛知大学の受験を検討しているものの何を対策すれば良いか分からず、困っている方はいませんか。

当記事では、愛知大学入試科目の中でも非常に重要な英語科目について、設問の特徴と対策方法について解説します。

愛知大学入試英語科目の概要

愛知大学の入試には、前期、後期、数学重視型の記述試験に加えM方式と呼ばれる共通テストと似た形式のマーク試験や共通テストプラスと呼ばれる共通テストの得点と独自試験の得点を合算して合否を決定する試験方式、さらには共通テストの試験結果のみで合否を決定する共通テスト利用の6種類があります。
それぞれ試験科目は以下の通りです。

受験方式試験概要
前期(350点満点)国語(100点)
外国語(150点)
地歴・公民・数学から1教科選択(100点)
後期(300点満点)国語(100点)
外国語(100点)
地歴(100点)
数学重視型(400点満点)国語(100点)
英語(100点)
数学(200点)
M方式(350点満点)国語(100点)
外国語(150点)
地歴・公民・数学から1教科選択(100点)
共通テストプラス(300点満点)<共通テスト>
外国語、国語、数学、地歴、公民、理科から2教科選択(全て100点換算)
<個別学力試験>
外国語、国語、数学から1教科選択(100点満点)
共通テスト利用[5教科](520点満点)外国語(筆記80点・リスニング40点)
国語(100点)
地歴・公民・数学・理科から3教科(各100点)
共通テスト利用[3教科](320点満点)外国語(筆記80点・リスニング40点)
国語(100点)
地歴・公民・数学・理科から1教科(100点)

前期と数学重視型、共通テストプラスでは、同様の試験問題が採用されており、マーク試験と筆記試験でどちらの方が偏差値が高いかに応じて、M方式かそれ以外かを決定し、共通テストの得点に応じて前期で出願するか共通テストプラスで出願するかを決定することでより確率高く愛知大学に合格する事が可能です。

愛知大学入試の英語科目は問題数が非常に多いといった特徴があります。
制限時間80分の試験で、どの受験方式においても50~60問程度の設問に回答する必要があります。

前期、後期、数学重視型、共通テストプラス

前期、後期、数学重視型、共通テストプラスは同様の形式の問題が出題されます。
特徴的な問題が多いことから対策を練ることで、得点しやすい試験形式です。

前期、後期、数学重視型、共通テストプラス英語の特徴

特徴は以下の5点です。

  • 文法問題が多く、内容理解に関する問いは少ない
  • 品詞について問われる問題が多い
  • 単語の意味を推測する問題が多い
  • 指示語を問う問題が多い
  • 単語レベルは比較的易し目

愛大英語は6割程度の知識問題と4割程度の文章理解問題によって構成されています。

愛知大学の問題は品詞に関する問題が非常に多いです。
出題方法は幅広く、対義語を答えさせる問題や単語を違う品詞に変換させる問題など様々です。

また、単語の意味を推測させる問題も多く、前後の情報を把握し意味を推測する能力が問われます。指示語が何を意味しているか答えさせる問題も多く、これらの問題は内容をきちんと把握しなければ解答しづらいです。

単語レベルは比較的易し目であることから、読みやすく解きやすいといった特徴があります。

前期、後期、数学重視型、共通テストプラス英語の対策方法

対策方法は以下の4点です。

  • 単語帳の関連語句を確認する癖づけをする
  • わからない単語がある状態での長文の和訳練習を実施する
  • 難易度の低い単語帳を完璧にする
  • 長文問題の復習時に必ず指示語が何を意味しているか矢印で確認する

単語帳の関連語句を確認する癖づけをする

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引用:『英単語ターゲットシリーズ

多くの単語帳には上の画像のように派生語や対義語などの余剰情報が記載されています。愛知大学の品詞問題や対義語問題に対応する際に、この余剰情報は非常に有用です。

現状、単語を暗記する際に、英単語と意味のみで手一杯になってしまっている方はいませんか。

英単語を暗記する際に、派生語も一緒に記憶することは効率的です。多くの派生語は元の単語と似た形をしており、一気に覚えることでスペルも暗記しやすく、意味も把握しやすいです。

実際、上の画像の赤枠で囲んだ部分も「research」の派生語として「researcher」が紹介されており、非常に似ているとともに、researchが「研究」、researcherが「研究者」を意味しており、非常に似ている事がわかります。

派生語を同時に暗記することは愛知大学入試で有効なことはもちろんですが、単語を暗記する際にも有効な施策であることから、現状、派生語を無視し、暗記を進めている方は、次回単語に取り組む際に派生語にまで目を向けてみたはいかがでしょうか。

わからない単語がある状態での長文の和訳練習を実施する

英語長文の復習方法は基本的に以下のステップで行います。

  1. 分からなかった単語の確認
  2. 分からなかった文法の確認
  3. 要約に取り組んでみる

長文の復習の詳しい方法については以下の記事を参考にしてください。

英語の長文は復習で伸びる!長文読解を復習する3ステップを紹介!

上述した方法は苦手を把握し、今後何を対策すべきかわかることから非常に有効的な方法です。しかしながら、この方法では、単語の意味を推測する練習を実施する事が困難です。

そこで、愛知大学入試を対策する場合は定期的に長文解答後の全文和訳を実施しましょう。

注意点として、分からない単語の和訳を諦めないようにしましょう。
全文和訳の意義は単語の意味の推察力を高めることです。和訳を諦める場合、せっかくの推察のチャンスを逃してしまうことから、必ず予測される単語の意味を絞り出すようにしましょう。

難易度の低い単語帳を完璧にする

愛知大学入試では、難易度の高い単語はほとんど出題されません。簡単な単語を繰り返し学習し、より瞬発的に和訳がイメージできるようにすることが重要です。

例えば、英単語帳で有名なターゲットシリーズでは、「ターゲット1900」ではなく、「ターゲット1400」のような少し難易度を落とした単語帳を使用することも手段の1つです。

ターゲット1400

引用:『英単語ターゲット1400 5訂版

長文問題の復習時に必ず指示語が何を意味しているか矢印で確認する

指示語の学習は文法や参考書で実施する事が難しく、比較的自学することが難しい項目の1つです。
指示語を学習する際は、指示語限定で学習するのではなく、長文読解のついでに行うようにしましょう。長文には様々な指示語が登場します。長文の復習時に、全ての指示語が何を意味するか確認することで、受験当日までに十分な指示語対策を行う事が可能です。

また、指示語が何を意味しているか把握する上で、代名詞の単元は非常に重要です。

受験生の皆さんは、「one」と「it」の違いを理解できているでしょうか。

何を抜き出せば良いのか判断する上で代名詞の理解は非常に重要であることから、もし、上の質問に回答できなかった場合は、まず代名詞の学習を実施しましょう。

余談ですが、「one」と「it」の違いは以下の通りです。


“one”…特定のものを指さない

“it”…特定のものを指す

M方式

M方式は大問数が非常に多く、各問題特徴があることから、得意な大問を作っておくことで有利に学習を進める事が可能です。

各大問の出題傾向は以下の通りです。

大問1アクセント問題
大問2単語知識問題
大問3並び替え問題
大問4長文読解(文章理解)
大問5長文読解(空欄補充多め)
大問6空欄補充&並び替え
大問7長文読解(指示語問題多め)
大問8長文読解(単語知識問題多め)

M方式英語の特徴

基本的には前期の出題傾向に似ており、マーク形式が得意か否かで受験方式を決定すべきでしょう。

前期と異なる点は以下の2点です。

  • 文章理解の問題が多め
  • 大問数が比較的多い

文章の内容についての問いが多い点がM方式の特徴です。また、前期と比較し、長文自体は短いものの大問が非常に多く、時間的余裕の少ないテストです。

前期、後期、数学重視型、共通テストプラス英語の対策方法

基本的には前期と同様の対策を実施することで高得点を狙う事が可能です。

大問数が多く、長文自体は短いことから、比較的短めの文章をスピーディに読むことは有用な学習方法です。
速読英単語(必修編)や、英語長文レベル別問題集2(基礎編)など短文をたくさん学習可能なテキストを用いて学習を進めるようにしましょう。

また、これらのテキストを学習する際にタイマーを使用し、解答時間の設定を徹底しながら学習することで、長文読解に必要な学習時間を低減することにつながり、余裕を持った解答を実現可能です。

英語長文レベル別問題集

引用:『英語長文レベル別問題集2 基礎編-東進Web書店

まとめ

愛知大学英語は、記述式の試験とマーク試験の2種類があり、得意な方を選択する必要があります。

また、どちらの試験も特徴があり、何が出題されるかあらかじめ把握し取り組むことで有利に受験を進める事が可能です。

愛知大学受験英語の最大の特徴は英単語の難易度が比較的易しい点です。

文法など基本的な知識を身につけることで高得点が狙いやすい試験になっていることから、現状思うように成績が伸びずに困っている生徒でも合格の可能性が十分に残されている試験です。

また、当記事を読んで自身で対策する事が難しいと感じた方は、近隣の塾に相談してみてはいかがでしょうか。

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